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刑事とJK~続編~

第25章 僕のもんだ、いや、俺のもんだ

「らあああ!!!」


千花は驚いて振り返った


瞬間、隣にいた男が殴り飛ばされた



殴ったのはシゲ




「シゲ…!!」


「千花、無事で良かっ…」



ギュッと、千花はシゲの体に腕を回した




「…///
ダメだろ、一人でうろうろしてちゃ…」


「申し訳…ございません///」



シゲの体は大きかった


千花の小さな体では抱きしめきれないほど…


そんな大きなシゲは、千花を安堵させた




「ちょっと待てって」



ぐいっと千花は腕を引っ張られた


「俺には抱き着かねーわけ?
助けてあげたのに」


井上は後ろから千花を抱きしめてきた



「な…んでわたくしがあなたに…!?///」


千花はジタバタと暴れた


「ひでーな、おチビ。
お前には感謝の気持ちってのがねーのか?」


「…っ」



それを言われてしまうと確かに…


井上が自分を助けてくれたのは事実…



「わたくしは…///」


「千花に触るなよ!!」


シゲは井上を突き飛ばした



「またテメーか!!」



また、睨み合いが始まった




「千花は僕のもんだ!!
勝手に抱き着いたりするな!!」


「いーや、おチビは俺の舎弟だ」


「舎弟って…どういう意味でございますか!!」



「舎弟は舎弟だおチビ!!」


「だから、わたくしは千花でございます!!」


「そうだ!!いくら千花が小さいからって、んな言い方するな!!」


「…小さい…(泣)」



当初の目的を忘れてしまっている3人だった――――



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