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刑事とJK~続編~

第26章 全ては復讐のために
















あのね…
















「…」




気がつくと、天井が目に映った



何だか腹部が痛い


痛いどころじゃない





しかしそれでも、俄かに温かみを感じる…





『目、覚めた?』






ふと右に目をやると、ゆうひの顔が見えた



少し、ほほ笑んでいる






「…俺…何してたっけ…?」




体を起こそうとすると、激痛が走った


耐えられたもんじゃない





「あんまり動くな」





そう聞こえて左を向くと、斉藤がいた




壁にもたれながらあぐらをかいている






「何だか…痛い…」




『そりゃそうだよ…小泉、撃たれたんだよ?』





「…え?」




撃たれた?




あ、そういえばそんなこともあったな…

道理で痛いはずだ






顔を少し上げて、自分の腹部を見た





包帯代わりだろうか…

衣服の一部か何かが巻いてあった






「弾は浅かったから、取り出せた」




「…素手…で?」




「ちげぇよ
スタッフルームにあったから、ちゃんと道具使ったっつの」





「…へぇ…」





斉藤に助けられちゃうとはね…






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