刑事とJK~続編~
第26章 全ては復讐のために
「…」
言葉が出なくなった
どうしていいのかわからなかったから
枝美を抱きしめた
「…好きだよ」
わけもわからず、とりあえず口から出た言葉がこれだった
すると枝美は、突然泣き出したのだ
「…どうしたの?」
優しく頭を撫でてやる
「う…ぅれしくって…、あた、し…見捨てられるかもって…思ってた…からぁ…」
「…そんなこと…あるわけないじゃん」
「ぅん…うん…ありがとうね…ありがと…」
心に決めた
この弱くて
脆くて
明るくて
愛しい人を
まだ顔も見たことのない俺の子を
守っていこう
愛し続けよう
と…
誓った ノ ニ …