刑事とJK~続編~
第28章 次のステージへ
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「ってことで」
岩崎は椅子に座り直し、キーボードに手を置いた
「中央塔の柵は…こうかな?」
カタタタタ… カタン
Enterキーを押したが、何も変化がない
「あれ?」
もう一度キーボードを打つが、やはり何も起こらない
「どうしたんすか?」
吉川が首を伸ばしてきた
「なんか…反応しないんだよね」
「え?」
すると突然、パソコン画面をアルファベット文字がどんどん埋め尽くしていった
「何これ…バグ?」
飛鳥は不審そうな目を画面に向けた
「いや…バグじゃないね…」
並んだアルファベットは、別に言葉を成しているわけではなさそうだ
しかし、この不規則な並び方…絶対何かあるはずだ
モニター画面には、斉藤とゆうひが
まだ柵は開かないのか
と困っているのが映し出されている
「犯人たちが、姑息な細工を施しておいたみたいだね。
簡単に、核ミサイル誘導装置に近づかれないように…」
岩崎は顎に手を当てた