刑事とJK~続編~
第30章 逃がしちゃったね
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「ただいま」
『お帰りっ』
パタパタと駆けて行き、斉藤に飛びつく
「おいっ腹、腹!!」
斉藤はゆっくりゆうひを離した
「だいぶでかくなってきたんだから、あんま動くな」
『全然大丈夫だよー』
ゆうひは自分のお腹を撫でた
夕食を取り終え、風呂に入る
「体洗ってやんよ」
『ほんと?
嬉しいっ///』
だいぶ旦那さんっぽくなってきたね
と、斉藤の頭をなでなでする
「…んだよ」
『んー?
いい子いい子って思って』
「ガキ扱いすんな」
ザパァーッとお湯をかけられる
『ぶはっ…ひどい!!
ほんとは甘えたいくせに!!』
「誰が、いつ、んなこと言った?」
『顔が言ってるし!!』
ゆうひが手をペイペイッとすると、斉藤の目に泡が入った
「いっでぇえー!!!」
風呂中に馬鹿でかい声が響き渡る
『あっ、ごめんごめん』
「絶対悪びれてねぇだろ…」
斉藤は片目を真っ赤にさせて言った