刑事とJK~続編~
第4章 刑事始動
「あとは、斉藤さんの言った通り…
僕は三宅武志を殴って気絶させ、その後包丁を突き立てた」
「…」
舞は目をつぶった
「舞さん、ごめんね…
そして、百恵…ごめんね…」
「酷いわ!!
何でそんなことしたのよ!?
私のことは、何も考えてなかったの!?」
百恵は明に向かって叫んだ
「せっかく、新しい人生が始まると思ったのに…!!
明の…バカァ…!!」
「ごめん…ね…」
明は優しく、百恵を抱きしめた
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『あーあ、やっぱり新婚旅行どころじゃなくなった』
「やっぱりって、どーいう意味だ?」
『結構毎回、何かと事件に巻き込まれるじゃん?』
「刑事の宿命だからな」
二人は、空港の喫茶店でお茶をしていた
結局あの事件の後、
細川明はアメリカの警察に一旦身柄を引き取られて行った
後に、日本の裁判で判決が出るらしい
三宅舞と細川百恵は、もう新婚旅行どころではなくなった
舞の方は早々と日本に帰国し、百恵はもう数日、ひとりでアメリカに滞在することになった
斉藤とゆうひも一日だけアメリカを観光した
日本行きの飛行機の出発時刻までもうしばらくあるので、
今はこうやってお茶をしていたわけだ