刑事とJK~続編~
第6章 どうする飛鳥…!!
「自殺しようとしちゃうくらい…俺のこと想っててくれたんだね…
ありがとう…」
「ほんっとに馬鹿みたいだよね。
何であんたみたいな男のために死のうと思ったのか、全然わかんないよ」
飛鳥も
泣き出しそうだった
「俺は今も、飛鳥が好きだよ?」
「…。
信じられるわけ、ないじゃん」
「ほんとだよ」
清隆の目はまっすぐ飛鳥を見る
「…、た…たとえそうだとしても…
あたしには南がいる」
清隆の目は、今度は南を見た
「彼氏…か…」
その時飛鳥には、清隆の顔が寂しそうに見えた
「…今日は、あたしたちデートだから
さっさと帰って」
話題を転換させるため、飛鳥は言った
「デー…ト
…いいなぁ」
そう呟き、清隆は小さく手を振った
「――…っ
南、行こう」
飛鳥は鞄を肩に提げ、南の腕を引っ張って外へ出て行った