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刑事とJK~続編~

第7章 敵に塩を送る


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今日も南は、何をするでもなくボーッとしている



「南」



「…またお前か」



南はちらっと斉藤を横目で見た



「ちょっと買い物付き合ってくんねぇか?」



「うえっ
お前それ正気で言ってんのか?」


南は嫌そうに舌を出した




言うわけねぇーだろ!!!


誰がてめぇなんかと買い物なんざ行くかよ!!!


自分から話し掛けんのも胸糞わりぃのに

吐き気がすんのはこっちだっつーの!!!!





実はこれはゆうひの作戦で、何が何でも
南と飛鳥を会わせよう
と言うのだった




だから仕方なく、斉藤は南を外に連れだそうとしているのである




「なぁ頼む、この通りっ」



斉藤は手を合わせた




ああ、なんて屈辱的…





「…気晴らしに…いいか」




南はそう呟いた





あ、案外あっさり承諾してくれたな



よしよし




「わりぃな
駅前の新しく出来たマーケット・プラザ行こうと思ってんだ」




「ん、わかった」




南は歩きだし、足を止めた




「…俺は、そっちのケはないからな…」



「オレだってねぇよ!!!!」






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