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甘党辛党

第1章 一駅目 唐辛と糖甘 唐辛のターン

―三年前






「インドから来ました、鈴木 糖甘です。甘いって名前は書くけど辛党です。好きな動物は鳥全般です。あ、でも一番好きなのはアヒルです。」








長い自己紹介。









「鈴木の席は…立石の隣りな、立石手あげろ」









「あ、はい」









僕は素直に手をあげる









「よろしくね、鈴木君」









「よろしく、えっと…」










「僕は立石 唐辛よろしく」










「よろしくな唐辛!俺のことは鈴木じゃなくて、糖甘でいいぞ」










何で上から…








「よろしく、糖甘」








糖甘は学力は上の上
数学がいつもクラスで一番だった
流石、かけ算を20の段までやるインドにいたからか








僕達はいつも一緒に行動していた










志望校を決める時も糖甘は僕と全く一緒の志望校にした










糖甘ならもっと上の学校にいけるのに…

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