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あったらいいな

第8章 補習授業2

『お待たせしましたぁ』

プールサイドに私の声が響く。

「じゃ適当に準備運動して水の中入ろうか」


み…水の中…。


学校のプールって深いのかなぁ。


そんな事を考えているうちに先生は、プールの中に入っていた。


私も適当に準備運動をしてプールに入ろうとした。


しかし…


つま先を水につけた瞬間水が冷たくて少しびっくりした。


「ほら、早くはいってごらん?」


そうニコっと笑って言う先生。


そ、そんな爽やかスマイルで言っても…


どのくらい深いのかも知らないし…


すると先生が、私に手を差し出してくれた。


「手…掴めば怖くないでしょ?」


そうまた笑顔で言う先生。


『あ…はい』


私は、その手を掴み水の中に少しずつ入った。


……。

やっぱ怖い!

私は、とっさに入った瞬間先生に抱き着いてしまった。


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