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あったらいいな

第2章 放課後の日直

静まり返る廊下、教室…


外から聞こえる野球部の掛け声と


蝉の鳴き声…


けれど私たちは、なんの話をする訳でもなくただただ日誌に記録をしていた。


しかし、その沈黙を破ったのは…


………優斗君だった。


「…桃井さん」


持っていたペンを置いて私を見つめる優斗君…



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