テキストサイズ

刑事とJK‡番外編‡

第25章 はじめまして








『あっあぐぅあああぁっいぃああ!!!!』






その瞬間


何かを感じた




この世界にひとつ




命の灯が


ポッと優しく…
















おぎゃああぁああぁ














「…あ…」





斉藤は、タオルに包まれていく"命"を呆然と見つめた







"命"は母親の手に抱かれ、母親はそれはそれは綺麗な顔をしていた








『…えへへ…、はじめまして///』







…だめだ







『ほら斉藤、見て…』







…オレにはもったいねぇよ








『あたしたちの…子だよ』







もったいねぇけど…










「ゆ…ぅひぃいいい~!!!」






認める



大の大人がわんわんと泣き叫んで


大切なこいつらに抱き着いてる姿ってのは




そりゃあもう情けねぇし格好悪いもんだろう










『あららぁ、お父さん号泣』





ゆうひは笑って、斉藤の肩に頭を乗せた





『こら、泣くなっ』







「だっ…て生まれっ生まれ…ゆうひぃいぃ!!!!」









何でオレは、こんなに泣いてんだ?







ストーリーメニュー

TOPTOPへ