
刑事とJK‡番外編‡
第8章 小川のそれから
―――――――――――
体育祭、次いで、肝試しが終わってから
初めての登校日
俺は、いつも通りチャリで学校に来た
「あ、小川おはよ!!」
「おはよ」
ダチとすれ違うときは、もちろん挨拶
教室に入り、鞄を置く
そして真っ先に目に入ったのは、丹羽だった
女友達と楽しそうにしゃべってる丹羽
今まで全然意識したことなかったけど
肝試しの時からはなかなか頭を離れなかった
…彼氏、いるんだよな
チャイムが鳴り、授業が始まる
「――――じゃあここの問題、丹羽、解いてみろ」
数学教師に当てられて、丹羽は渋々黒板の方へ向かう
その時、床に置いてあった鞄に足を引っ掛けた
『ぅわっ』
つまずいて、慌てて机にしがみつく
「…」
…めちゃくちゃ可愛いんだけど…///
鈍臭いとことか(笑)
