
刑事とJK‡番外編‡
第8章 小川のそれから
その日の授業が終わり、担任から連絡があった
「放課後、環境委員の人は、校内の掃除に当たってくださいね」
そういうことは朝のうちに言え!!
環境委員って俺じゃんか!!
『マジか…』
丹羽の声が聞こえ、思い出した
…そういえば、丹羽も環境委員だったっけ?
嬉しいけど、若干複雑…
――――――――――
俺と丹羽の掃除担当場所は、3年の教室全部だった
「か…かったるいな、掃除とか」
肝試しの時にいろいろあったから、ちょっと緊張気味の俺
『ほんとかったるい!!
さっさと終わらせようねっ』
思ってた以上に普通の返事だったので、とりあえず安心した
丹羽はほうきを2本取り出して、1本を渡してくれた
『はい』
「ありがとう…///」
こんなどうでもいい仕種でドキドキすんな俺!!
自分を戒め、掃除に取り掛かった
教室ひとつのゴミをほうきで掃き終えると、丹羽はチリトリでうけてくれた
「ありが…」
パ、パンツ見えてるし!!!
しゃがんだ丹羽のスカートの下からは、
可愛らしい模様のパンツ…
見えてる
とはさすがに言えないので、早々と掃いた
『そんな無茶苦茶やったら埃舞うじゃんか』
丹羽はコホコホと咳込んだ
「ご、ごめ…」
また見てしまった…///
ごめんなさい、でも、ありがとうございます…
