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刑事とJK‡番外編‡

第12章 大きくなったら、会いに行くよ


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ここはとある島の中



(※セリフは日本語訳バージョンで)




「ああ、ゆうひ…」



ゆうひたちとお別れしたあと、シーザはベッドに倒れ込んだ




「お父様」



どこか拙い歩き方で、息子のテテが寄ってきた



「どうした?」



「あの異人は、どこ行ったの?」



異人?



ゆうひたちのことか…




「お家に帰って行ったんだよ」


「そっか…」




テテは少ししょんぼりした




「お前はあの人たちに、二度も助けてもらってるんだな」



南と、斉藤という男に…





「うん!!
かっこよかった!!」




「……」




かっこよかった…ねぇ




「お父様、あの女の人は?」



「ゆうひのことかい?
あの人も、帰ってしまったよ」



「…そうなんだ…綺麗な人だったのに…」




「お前もそう思うか?
やっぱり親子だな」



シーザは笑った



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