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刑事とJK‡番外編‡

第22章 刑事とBG



「祐司!!」

遅れて圭吾もやって来た


しかし、目の前の依頼人を見て愕然とする


「ん」


斉藤は圭吾にも刑事手帳を見せた


「刑事さんなんですね、それならここは一旦あなたに任せます。
俺たちは招待客の誘導をしますので」

圭吾は、祐司と護を連れて部屋を出た




「…話わかる奴もいんじゃねぇか」


ふーんといった感じで、斉藤は3人を送るように見ていた





―――――





「依頼人が殺されてしまうなんて…任務失敗だ!!」

護はダンッと壁を叩いた



「守れなかった…」

祐司も静かに拳を握りしめた



圭吾も悔しそうな表情をしている

「とにかく今は、更に被害が出ないように警備することに集中だ。
犯人がいるかもしれないからな」





――――――




『斉藤ー…まだぁ?』


「だから、んなとこでビクビクしてねぇで
1階に下りて他の奴らとくつろいどけって」



『うぅ…だって…』



廊下から顔だけ出して、出来るだけ団蔵の遺体を見ないでおこうとするゆうひ


斉藤は、現場検証をしている真っ最中だった



「これか…」



斉藤は落ちていたグラスをハンカチで包み、手に取った



…毒殺で、間違いはなさそうだ



斉藤は団蔵の遺体を眺めた


「…」



金持ちってのも、損だな





――――――――――




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