テキストサイズ

君が欲しい

第11章 突然の告白

「俺…好きな子いるんだ。」


「知ってます。誰か分からないけど、先輩のピアノいつもとっても切なかったから。」


朋美ちゃんは僕をしっかり見て言った。


「でも、見ていて辛い。
だから私の事見て欲しいです。」


「でも、無理だよ。」


「あきらめませんから、私。」


そう言い切って、ズンズン歩いて行った。


参ったな…


なんかややこしくなってきた。


みんな心の矢印の方向が狂っているようだ。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ