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君が欲しい

第12章 君の気持ち

週末ライブハウスでピアノソロで久しぶりに演奏した。


なんか私生活がややこしくて音に埋もれたかった。


ステージでは何も考えず、音だけに集中できていい気分転換になった。


ライブハウスの階段を上がり路上に出ると、
一人のショートカットの女性が立っていた。


年は若そうだが、成人はしているようだ。


「演奏良かったよ。」


「ありがとうございます。」


僕はまた歩き出そうとした。


「待って、君バンドやらない?」


「え?」


「うちのバンドに入らない?」


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