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君が欲しい

第12章 君の気持ち

「あのさ、ちょっと話ししたかった。」


「なに?」


僕はバンドの話を君に話したかった。


「俺さ…バ…」


その時だった。


「南せんぱ~い!」


ヤバいっ!朋美ちゃんだ。


朋美ちゃんに見つかる。


僕は君の腕を掴んで教壇の下に隠れた。


「南せんぱ~い!どこですかあ?」


朋美ちゃんが音楽室のドアを開ける。


「あ~もうっ!」


ドアを閉める音がした。


朋美ちゃんの足音がパタパタと遠くなる。


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