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君が欲しい

第12章 君の気持ち

「私まで隠れる必要ある?」


君がクスクスと笑っている。


君はかなり近い距離にいて、君の甘い香りがした。


「ねぇ、帰りうちに来れない?相談したいんだ。」


「いいよ。家?」


家はマズい。


またこの間みたいに蛇の生殺しになってしまう。


「いや、店の方で。」


「分かった。」


君が近くで僕を見るから、心臓のボリュームがアップした。


聞こえてなきゃいいけど。


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