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君が欲しい

第12章 君の気持ち

キィー。


「今晩は。」


君が夏服のまま入ってきた。


「いらっしゃい。」


親父は意外と普通に挨拶した。


「佐伯さんこっち。」


親父から一番離れたテーブルに君を座らせた。


「何か飲む?」


「うん、じゃモカを。」


「分かった。」


僕は親父にモカを二つ頼んだ。


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