テキストサイズ

君が欲しい

第12章 君の気持ち

店ではブルーノートの名曲が流れている。


僕が店に居るから親父が珍しがっていた。


「誰か来るのか?」


「うん。佐伯さん。」


「二階で会えばいいだろ。」


「いや、ここがいい。」


「ふっ、青いな。」


「違う。ちょっと話あるから。」


「へぇ、二階じゃ話出来ない事になるんだ。」


「親父、殴るぞ。」


親父はヘラヘラしながらグラスを拭いていた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ