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君が欲しい

第14章 君がいた夏

「んん…」


君が寝返りをしてこちらを向いた。


まだ夢の中のようだ。


カットソーからの胸元の谷間がエロ過ぎだろ。


保健室での君の寝顔を思い出した。


君は安心してる寝顔だった。


だから触れられなかった。


今もだ。


今もあの時と同じ、無邪気な顔で寝てるから、
触れてしまうと壊れてしまいそうで、
触れたくも触れる事が出来ない。


僕はブランケットをかけ直してあげた。

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