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君が欲しい

第14章 君がいた夏

「うう~ん」


夕方、君が目を覚ました。


「おはよう」


僕はソファーとテーブルの間の床に座ってアレンジをしている所だった。


「ごめんなさい。寝ちゃった」


「本当だよ。なんかめちゃくちゃ無防備で気持ちよさそうでさ。
俺じゃなかったら、佐伯さん襲われてるよ」


「えっ?」


君は慌ててブランケットを引き寄せた。


「俺が理性のあるいい人で良かったね」


僕がニッコリ笑ったら

「うん…」

と顔を赤らめた。


その顔、可愛い過ぎだから。



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