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君が欲しい

第14章 君がいた夏

僕は床からソファーに移動して君の隣に座った。


「あのさ、一つ聞きたいんだけど、佐伯さん、仲村とどうした?」


「ど、どうしたって?」


なんか慌ててる。


「別れたんじゃない?でなきゃ、こんなに俺んち来れないよね?」


僕はハッキリさせたかった。


「・・・・別れた」


やっぱり。


「いつ別れたの?」


更に追求してみた。


「南君のうちに初めて来た日のすぐ後…」


そんな前からかよ!


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