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君が欲しい

第3章 皮肉な出会い

「俺もそろそろ帰るわ」


さっきまで斜め前に座っていた場所に、君がいない事が無性に空しかった。




バス停でバス待ちしていた。

バス停からあの書店が見える。


仲村より先に出逢ってたのに…
君は僕の存在に気がついていたのに…


どうして僕じゃなくて仲村なんだよ…


仲村の存在を今日ほど疎ましく感じた日はなかった。


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