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君が欲しい

第14章 君がいた夏

「俺、佐伯さんと仲村がこじれないよう結構気を使ってたんだよ」


「ごめんなさい」


「佐伯さんも嘘つきだ」


「本当にごめんなさい」


君が困って謝る顔、かなりツボ。

僕のSスイッチがONになった。


「許さない。お仕置きだね」


「えっ?」


君は目を丸くした。


君の髪を指ですくい、顔を引き寄せた。


君をジッと見ると、少し潤ませた瞳が堪らなく可愛い。


お許しをもう限界なんで…


「嘘ついた罰」


僕は優しくキスをした。

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