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君が欲しい

第20章 名前

「分かった。これから名前で呼ぶよ」


僕は承知した。


「じゃあ、俺も名前にしてよ」


ちょっとぐらいワガママ言ってもいい?


「う~ん。南君の方が慣れてるけど…」


けど? 期待する。


「潤平君」


「君 はいらない。お姉さんみたいだ」


「じゃあジュンジュンとか?」


やめてくれ。


「もういいよ…」


僕が調子乗りました。


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