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君が欲しい

第20章 名前

「ああ」


なんか照れくさくてまともに君が見れなかった。


君がマンションの中に入って行く。



「真緒!」


僕は思わず君の名を呼んでしまった。


君は足を止めて振り返った。


「おやすみ!」


さっき言えなかった言葉を告げた。


君はにっこり笑ってまたマンションの中に消えて行った。


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