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君が欲しい

第23章 君のベクトル

その時カウントダウンが始まった。


10・9・8・7・6・5・4・3・2・1


僕はこの10秒間、君だけをずっと見つめていた。


君も僕だけを真っ直ぐ見つめている。


ゼロ~!!


新年が明けて人々はみな盛り上がり、
祝いの言葉を叫んだりボルテージは最高潮。


その中で僕達はお互いどちらともなく、自然に唇を合わせた。


今、君の心に触れた。


この瞬間、君は間違いなく僕に心の矢印は真っ直ぐ向いてた。


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