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君が欲しい

第1章 プロローグ

僕は目を開けた。


なんの変哲もない天井をぼーっと見ていた。


帰るか。


起き上がり、服を着て部屋を出る。


麗花の言われた通り鍵を閉めて、いつもの場所に隠した。


17歳になったばかりの春だった。


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