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君が欲しい

第5章 友達

「南君、こんにちは」


黒目がちな可愛らしい目をキラキラさせて僕に笑顔をくれた。


「佐伯さん、ピアノ上手だね。
思わず聞き惚れちゃったよ」


「やだ…そうでもないよ」


少し照れた君が可愛かった。


「実は俺も弾けるんだ」


「ホント?」


君の顔が明るくなった。


これはマジで事実。


小川達は知らないけどね。

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