テキストサイズ

君が欲しい

第5章 友達

「ねぇ、弾いてみて」


君のお願いならなんでも聞くよ。


「少しだけね」


僕は音楽室に入りピアノの前に座った。


では君に捧げる最高のナンバーを弾こう。


『星影のステラ』を僕は心を込めて君だけの為に弾く。


彼女は真剣な眼差しで僕の指先を見ながら聞いていた。


曲が終わると拍手をくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ