テキストサイズ

君が欲しい

第26章 嘘の重なり

「ああいう女嫌いだから」


「でも、クラブに来てるなら潤平の音楽聞いてくれてるお客さんじゃないの?」


何も知らない君は、もっともらしい事を言った。


「そうかもしれないけど、なんかムカついた」


「潤平って…時々怖いよ」


「ごめん」


君は何も答えなかった。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ