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君が欲しい

第29章 堕落

ライブの後、クラブを出ると、若い女の子が立っていた。


まあ、普通よりちょっと派手系な感じの。


「潤平君だよね」


「あ…はい」


「私、雪菜。潤平君のピアノのファン」


「ありがとうございます」


「ねぇ、飲みに行かない」


「未成年だから飲めません」


「じゃ、夕飯おごる。それならいいでしょ」


「じゃあちょっとだけ」


事実お腹が空いていたから、おごりならラッキーかと、餌に釣られたようについて行った。


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