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君が欲しい

第31章 クラスメイト

その日もいつものように机でダレていた。

山寺は僕の前の席でPSPをやっていた。


そこへ同じクラスの落合さんが話し掛けてきた。


「ねえ、南君ってバンドやってるの?」


僕は起き上がった。


「なんで知ってるの?」


「知り合いがクラブで南君のステージ見たの。高校生で17歳で、潤平って言ったからもしかしてって思って…」


もう18だけどね…


「そうなんだ」


まあ、そういう事もありえるよな。


あ…山寺にバレたな。


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