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君が欲しい

第32章 欲しいのは

久しぶりに君がうちのソファーに座る。


その光景は僕が見たかった光景だった。


僕は着替えてから、飲み物を出そうとしたが、君は要らないと断った。


「出来るまでここに居るから、始めましょ」


君は笑わず言った。


僕は黙って譜面を出して、ソファーとセンターテーブルの間に座った。


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