テキストサイズ

君が欲しい

第34章 帰り道

ライブが終わった後、僕は山寺達のテーブルに向かった。


「南君!」


一番最初に落合さんが僕に気づいて手を振っていた。


「今夜はありがとう」


僕はみんなにお礼を言った。


落合さんが目を見開いて言った。

「南君ヤバいから、カッコ良すぎだから」


「はは…」


僕は苦笑いをした。


「南が学校でピアノを弾いたら仲村の株は下がるな」


と山寺が冷静な顔をして言った。


仲村の名前を聞いて君は顔を歪ませた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ