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君が欲しい

第2章 一目惚れ

その日も時間潰しの為、ふらふらと目的もなく書店の中を彷徨いていた。


その時だ。


僕の視界に君が飛び込んできたのは…


かなり大きな写真集を真剣な顔で眺めている横顔に心臓を撃ち抜かれた。


今時の女子高生らしくない、腰までの長い髪は自然なウェーブで人工的な巻き髪とは違った。


スカートの丈もあの欲情させる短さではない。


君が本を閉じ、顔をこちらに向けた時、二本目の矢が心臓に刺さった。


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