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君が欲しい

第2章 一目惚れ

凄い美人ではない。どちらかと言えばベビーフェイスで、
あの女子高生の必需品のつけ睫毛などしておらず、
少し下がり気味の可愛らしい黒目がちな目元に濃い睫毛。


全くの素顔でいるのに唇は程良くふっくらとして、なんとも色っぽい。


ドキドキしているのを君は気づくわけもなく、
僕の横を通り過ぎて行く。


すれ違った時、波打つ長い髪から甘い香りにクラッとした。


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