テキストサイズ

君が欲しい

第10章 君の涙

その瞬間我に返った。


君を離し、立ち上がりレコードの針を元に戻した。


「もう、遅いから送るよ。」


君の顔を見ず言った。


「…ありがとう」


君は小さな声で答えた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ