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鬼畜の復讐2

第1章 栄光

「父さんはわかってるんだ…もう長くはないって」

「そんな…」

「ドラフトまではみせてやりたりよ…」

拓真はその足で、あゆみの実家に挨拶に寄った。

あゆみの実家は中小の町工場を営んでおり、おりからの不況で苦しい経営を強いられていた。

「おぉ、スーパースターのお出ましだな!おめでとう、拓真くん」
あゆみの父、若林雄一が手を差し出す。
握手を交わす拓真と雄一。
そこに、あゆみの母、万由美と、弟の雄介がやってきた。
「おめでとう、拓真くん」
「凄いや拓真兄さん!」

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