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A fin-de-siecle angel

第2章 B

マンハッタンは慣れているはずだ。

一体何杯飲んだかも覚えていない。

そして私は、昨日何を考え何を感じ何をしていたのだろう。
             私はさっきおそらく302号室の部屋から何らかの張り紙を旦那宛てに置き出て来た様だ。

早朝。何時に起きたのなど覚えいない。


何回か戻してそのまま寝たはずだった。


今日の気温は少し暑い。外は太陽が少し肌に痛い。メンソールのタバコはマズイ。


私はどこかに向かっていた。

それは単に私が生きていた頃の思い出を探しに。

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