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狼さんの腕のなか

第2章 取り引き

「・・・!!」
目が覚めるとフカフカの
大きなベッドの上にいて
見知らぬ部屋にいることを確認した

あたし確か、助けてもらって・・・

「・・・そうだ、気を失ったんだ」
振り返った彼を見たとき
信じられなくて、目の前が真っ暗に
なったことを思い出す

被っていたフードが落ちて・・・
確かに見たんだ、彼の赤い瞳を
頭についていた狼のような耳を

コスプレなのかな?
なんなんだろあの人・・・

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