狼さんの腕のなか
第5章 彼の秘密
「由紀斗兄が中途半端にやらしいこと
して自分だけ帰っちゃうから
ベッドに寝かされたお姉さん
夢の中で由紀斗兄としちゃって・・・」
え・・・///
「あれ、図星?寝言にしては
あえぎ声すごかったから
そうかな?って思ったんだけど」
あたし・・・なんて夢見てるのよ!!
「そんなに欲求不満なら
こうやって由紀斗兄に迫ればいいのに」
胸元をはだけさせて
首筋をアピールするように見せる
しぐさをする
「それにしても、柚菜ちゃんのときより
ストップかけられてない感じだったけど
そんなにお姉さんの血っておいしいの?」
「血・・・?」
何言ってるの?
あたしの血がおいしい?