不良に恋した私
第1章 転校先は…
この人が校長先生何だ…
優しそうな先生…
「私が教頭の田島です」
校長先生に気を取られていて気付かなかったけど校長室にはもう一人の先生がいた。
わ…っ! びっくりした…
「よ,宜しく御願いします」
「アメリカからの長旅は疲れたでしょう…」
「はい…空港からそのまま来たので…さすがに…」
「南生学園の第一印象はどうだい?」
「えっ?えっと…」
まさか,“荒んだ雰囲気ですね”何て言えない…
私が言いよどんでいると,教頭先生が苦い顔をして私の前に立ちはだかった。
「本来でしたら,この場に君の担任も来てもらうはずだったんだが…」
「…?」