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四つ葉のクローバー

第2章 7年後…12歳

「サエ〜」



「なぁに?ハルノ…」



「チヒロくんが…また決めたよ、ゴール」



いつも、あたしにチイちゃんの事を言ってくるのは、柊春乃(ヒイラギハルノ)もう一人の幼なじみ。



「ハルノ…もういいよ

そんな事、もうあたし逹は終わったんだと思う」



「なんで、約束の日まであと四年だよ…サエ」



「そんな事言われても…

チイちゃんは忘れてるし、しかもサッカー部でモテるんだよ!!」



もう幼なじみは通用しない…





「チヒロく〜ん

ちょっと相談があるの少しいい?」

「うん、大丈夫だけど…何?ミヤビちゃん」



あっ…ミヤビちゃんだ

やっぱりあの2人仲いい…



「ほら、サエ…あの子にとられるよ、伊藤雅(イトウ ミヤビ)に。」



ミヤビちゃんか…

頭良いしスポーツできるし…なんてたってサッカー部のマネージャーだもんなぁ…

あたしなんかとは大違いなくらいチイちゃんとお似合い…。




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