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ブラバン天下

第2章 空気卒業。

「...失礼します...」

準備室はいつも冷房ガンガンでとても涼しいなあ。

いい場所だ。

そんな中で顧問坂本は

いつものように奥のソファに座って

何やら雑務を片付けていた。

さとみは静かに部屋の鍵をかけておく。

「ん、ど!どうしたっ」

振り向いて坂本はドキっとした。

さとみはとても汗をかいていて、

尋常じゃないほどにブラウスを濡らしていた。

さとみの、真っ赤なブラが丸見えだった。

これはもちろんさとみの計画のうち。

わざと胸の大きさを見せつけるために、

真っ赤で自分には小さいブラをつけ、

準備室に行くまでに

トイレで思いっきり

水をかぶってきたのだった。

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