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北斗七星

第1章 失恋





絶対ふざけてる…


あたしは溜め息をついて、誰の席か分からないけど椅子に座った。



「失敗……あるでしょ…」




両腕に顔をうずめて涙が止まるのを待った。


待ったけど、止まんない。



悔しくて悔しくて、

辛い。



後悔しか残ってない。




もう下校時間は過ぎたから、誰も来ないだろうと思ってたけど、近付く足音が聞こえてきた。



ガララ……





すぐ去ると思ってたけど、あたしのすぐそばに来てその人物は止まった。


気配で分かる…



すると声がした。



「……邪魔」



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