
北斗七星
第5章 紗江の恋
「ちょっ…放してよ!////」
「上見てみ」
あたしはバランスを崩しそうになりながらも上を見た。
「わ……」
周りに邪魔なものがなくて、綺麗だった。
「ほらっ、星がさっきより近くなっただろ?」
「へ…?」
まさかの発言にあたしは驚いた。
あたしの足をしっかり支えながら顔を上げた秀。
その顔がふざけてるようには見えなくて、なんだか笑えた。
秀……本気だ(爆)
「ぷっ…………あははは!」
「えっ、なんだよ(汗)」
「さっきとあんま変わんないじゃん。ちょっと上行って肩車しただけなのに……子供っぽい(笑)」
「うっうるせー////」
顔を赤くさせる秀は…
「可愛///」
「/////////」
